実は我が家、次男が1歳半健診で発達の遅れを指摘され、現在は療育を受けています。
1歳半健診で指摘されるなんて思っていなかったので、当時はかなり驚きました。
そこから、心理相談や療育相談、病院など、子どもの発達について相談する機会が増えていきました。
子どものことは、相談できるんです。
「この子にどう対応したらいいですか?」
「家ではこんな様子なんですが、どうしたらいいですか?」
そういう話は、療育先や病院でできます。
でも、あるときふと思ったんです。
「私自身の気持ちは、誰に話したらいいんだろう?」
発達障害のある子どもを育てていると、子どものことを考える時間が本当に増えます。
その一方で、自分が感じている不安や葛藤は、後回しになってしまうことがあります。
今回は、そんな「子どもの相談はできるけれど、自分の気持ちは誰に話すんだろう?」
という疑問について、私自身の経験を交えながら書いていきます。
発達障害の親は自分の気持ちを誰に話す?
発達障害の親が抱える気持ちは、子どもの支援とは別に話せる場所があってもいいと思っています。
①療育や病院では子どもの相談が中心になる
療育先や病院では、親の不安や気持ちを聞いてもらうことがあります。
「親の話を聞いてくれない」という意味ではありません。
実際、子どものことで悩んでいる親の気持ちを受け止めてもらえる場面はあります。
ただ、相談の中心にあるのは、やっぱり子どもです。
子どもの発達の状態を確認したり、困っていることについて対応方法を考えたり、
これから必要な支援について話したりします。
だから、親が抱えている「この先どうなるんだろう」という気持ちまで、
時間をかけて話すのは難しいことがあります。
例えば、「家でこういう行動があります」と相談すれば、
子どもへの対応についてアドバイスをもらえます。
でも、その相談の奥にある
「毎日対応するのがしんどい」
「この先もずっと続くのかな」
「私はちゃんとやっていけるのかな」
という親自身の気持ちまでは、話しきれないことがあります。
もちろん、子どもの支援を考えることは大切です。
だからこそ、療育先や病院に親の心理ケアまで全部お願いしようとするのではなく
親自身の気持ちは別の場所で話してもいいんじゃないかなと思っています。
②「私の気持ちまで話していいの?」と迷ってしまう
私自身、子どものことを相談する中で、
自分の本音を話すことには少しハードルを感じていました。
次男が1歳半健診で発達の遅れを指摘され、
私は「これからどうなるんだろう」という不安。
夫には、一歳半健診で指摘されたことは話しました。
でも、その先にある不安については、あまり話せません。
不安について話し始めたら、止まらなくなりそうだったからです。
だから、今は
「次は療育相談」
「次は心理検査」
というように、
目の前にあることを一つずつ進めていきました。
でも、心の中では「将来はどうなるんだろう」という気持ちがずっとありました。
仕事はどうなるんだろう。
一人で生活できるのかな。
大人になったとき、ちゃんと自分の人生を歩めるのかな。
そんなことを考えてしまうこともあります。
もちろん、まだ小さい子どもの未来がどうなるのかなんて、誰にも分かりません。
だから病院や療育の場で話しても、
「まだ成長するから」
「これからですよ」
「まずは1つずつ」
と言われることがあります。
励ましてくれていることは分かります。
先のことを今から不安に思っても仕方ないことも。
でも、「答えが欲しいわけじゃなくて、今感じている不安をただ聞いてほしいんだけどな」と思うこともあるんですよね。
さらに、「こんなことを言ったら、親としてどう思われるんだろう」と考えてしまうこともあります。
子どもの診察や療育に関係する場所だからこそ、自分の正直な気持ちを話すことに慎重になってしまう。
私は相談するのが上手ではないので、余計にそう感じていたのかもしれません。
だからこそ、「今日は子どもの話ではなく、私自身の気持ちを話していい」と最初から決まっている場所があってもいいんだと思うようになりました。
③子どもの支援とは別に自分の相談先があっていい
子どものことを相談する場所と、親自身の気持ちを相談する場所は、同じでなくてもいいと思っています。
療育や病院では、子どもの状態や支援について相談する。
そして、自分の不安や葛藤については、自分自身を中心に話を聞いてもらえる場所で相談する。
そんなふうに分けてもいいんです。
カウンセリングは、必ずしも「悩みをすぐ解決してもらう場所」ではありません。
自分の中にある気持ちを言葉にして、少しずつ整理していくための時間として考えることもできます。
「私は今、不安なんです」と話す。
「将来のことを考えると怖くなります」と話す。
「子どものことを考えると、いろんな感情が出てきます」と話す。
それだけでもいいんですよね。
子どものことをよく知らない第三者だからこそ、
子どもの状態を評価することではなく、
「今の私はどう感じているのか」というところに目を向けてもらえることがあります。
もちろん、誰にでも話せばいいというわけではありません。
自分の気持ちを安心して話すためにも、
心理支援について専門的な知識や資格を持つ人に相談するという選択肢があります。
「子どものために相談する」のではなく、
「私自身のために相談する」という時間を持ってもいいんです。
私自身も「自分の気持ちは誰に話す?」と悩んだ
私自身が親になって感じたのは、相談する側になると、これまでとは違う難しさがあるということでした。
①次男が1歳半健診で発達の遅れを指摘された
次男が1歳半健診で発達の遅れを指摘されたとき、
私は自分の子どもが指摘されるとは思っていませんでした。
だから、最初は驚きました。
それまで普通に子育てをしているつもりだったところに、
「発達」という新しい視点が突然入ってきたような感覚でした。
そこから、心理相談や療育相談など、子どもの発達について相談する機会が増えていきました。
子どものために必要なことを調べて、相談して、次に何をすればいいのかを考える。
その時々で必要なことを一つずつ進めていきました。
こうして振り返ると、親になってからずっと「子どものために何をするか」を考えていたように思います。
でも、子どもの発達について考えるということは、
同時に自分自身の未来について考えることでもありました。
「この子はこれからどうなるんだろう」という不安の中には、
「私はこの先どうしていけばいいんだろう」という自分自身の不安もあったんです。
子どもの成長を見守るだけではなく、親自身もいろいろな気持ちを抱えながら、その時々を過ごしている。
そんなことを、自分が親になって実感しました。
②子どものことは相談できても自分の不安は話せなかった
療育先や病院で子どもの相談をするとき、私は子どもの様子について話します。
「こういうことがあります」
「こういうときはどうしたらいいですか」と質問します。
もちろん、必要な相談です。
でも、本当はその裏側に、自分自身の不安もありました。
「この先どうなるんだろう」という気持ちです。
ただ、その不安を全部話してしまうと、きりがなくなるような気がしていました。
だから、目の前の相談を一つずつ進めていく。
次の心理相談まで進む。
次の療育相談まで進む。
そうやって、その時に必要なことを考えていました。
それは今考えても、当時の自分にとって必要なやり方だったと思います。
ただ、「不安を話すこと」と「問題を解決すること」は別なんですよね。
子どもの成長について相談して、具体的な支援方法を教えてもらう。
それとは別に、「私は今こんなことが不安なんです」と話す時間があってもいい。
私はそこが足りなかったんだと思います。
③だから私は専門家に相談したいと思った
実は私は、精神保健福祉士という国家資格を持っています。
福祉の専門職として、これまで人の相談に関わってきました。
だからこそ、自分自身が相談する側になったとき、「誰に相談するか」は大切だと感じました。
私は、相談するなら心理支援について専門的に学んでいる人に相談したいと思っています。
特に、心理カウンセリングを受けるのであれば、公認心理師などの資格を持った専門家に相談するという選択肢を考えました。
これは、民間のカウンセリングサービスをすべて否定したいという話ではありません。
ただ、私自身が病院で働いていた経験もあり、
心理支援を受けるなら、資格や専門性を確認して選びたいという考えがあります。
専門職だからこそ、専門職に相談する必要性が分かる。
自分自身が相談する側になったことで、その感覚がより強くなりました。
発達障害の親が自分の気持ちを話す場所も必要
子どものための支援だけではなく、親自身が自分の気持ちを話せる場所を持つことも大切だと思っています。
①解決よりもまず気持ちを吐き出していい
親が抱えている不安は、必ずしもすぐに解決できるものではありません。
特に子どもの将来については、今の段階で正確な答えを出すことはできません。
だから、「どうしたらいいですか?」と聞いても、答えが出ないことがあります。
そんなときに、「答えがないなら相談する意味がない」と思わなくてもいいんです。
ただ気持ちを話すことにも意味があります。
頭の中だけで考えていると、不安がどんどん大きくなることがあります。
でも、言葉にして誰かに聞いてもらうことで、
「私はこんなことが不安だったんだ」と気づくことがあります。
「子どもの将来が心配」と思っていたけれど、
実際には「自分が親としてちゃんとできるか不安」だった。
そんなふうに、気持ちの中身が少しずつ見えてくることもあります。
何かを解決するためだけではなく、自分の心の中にあるものを外に出す。
そんな時間があってもいいと思います。
②子どもの支援とは別に自分自身と向き合う
子どもの発達について考えていると、いつの間にか自分のことが分からなくなることがあります。
「私は本当はどうしたいんだろう」と考える余裕がなくなるんです。
子どもの予定を優先して、子どもの困りごとを考えて、子どもの将来を考える。
その繰り返しの中で、自分の気持ちを考える時間がなくなっていきます。
だからこそ、子どものことを中心に話す場所とは別に、
「今日は私の話をしていい」という時間があってもいいと思います。
自分の心が今どんな状態なのか。
何に不安を感じているのか。
何に疲れているのか。
本当は誰に何を話したかったのか。
そうしたことを考えることは、自分を大切にすることでもあります。
子どものために頑張っているからこそ、自分自身を完全に後回しにしなくてもいいんです。
③必要なら公認心理師に相談する
もし「自分の気持ちを誰かに話してみたい」と思ったら、
心理カウンセリングという選択肢があります。
私自身は、相談するなら専門的な知識を持った人に相談したいと考えています。
今回紹介する「Kimochi」は、
公認心理師のみがカウンセリングを担当するオンライン心理カウンセリングサービス
「Kimochi」について詳しく知りたい方は、公式サイトでカウンセリングの内容や料金を確認してみてください。
オンラインなので、自宅から相談できる形式が用意されていることも特徴です。
子どもの療育や病院とは別に、「自分自身の気持ち」を話す場所。
あくまで、発達障害のある子どもを育てる親が、
自分自身の気持ちを相談する方法を考えたときの一つの選択肢として紹介しています。
利用を検討する場合は、
料金や相談方法、利用条件などを公式サイトで確認して、自分に合うかどうかを判断してくださいね。
発達障害の親こそ自分の心を置き去りにしない
発達障害のある子どもを育てていると、どうしても子どものことが最優先になります。
①子どものためだけではなく自分のためにも
子どものために療育先を探す。
子どものために病院へ行く。
子どものために勉強する。
子どものために毎日頑張る。
そんな毎日を過ごしているからこそ、自分の心を後回しにしてしまうのは、ある意味で自然なことなのかもしれません。
でも、親自身にも不安があります。
悲しくなることもあります。
将来が怖くなることもあります。
「こんなことを考えてしまう自分はダメな親なのかな」と思う必要はありません。
子どもを大切に思う気持ちと、自分自身が不安になる気持ちは、同時にあっていいものです。
だから、
「子どもの相談はできているけれど、私は自分のことを誰にも話していない」と感じたら、
自分のための相談先を考えてみてもいいと思います。
②「誰かに話してみる」ことから始めていい
最初から自分の気持ちをきれいに整理して話す必要はありません。
「何が不安なのか自分でもよく分からない」と言ってもいい。
「最近ずっと疲れています」と話してもいい。
「子どものことを考えると、将来が怖くなります」と話してもいい。
うまく話せなくても大丈夫です。
話しているうちに、自分でも気づいていなかった気持ちが出てくることがあります。
子どもの支援先に相談することも大切です。
それと同じように、親自身の心について相談することも大切です。
子どものために頑張っているママこそ、自分の心を置き去りにしなくていい。
「私自身も誰かに話していいんだ」と思えることから始めてもいいんじゃないかなと思います。
「自分の気持ちを誰かに話してみたい」と感じた方は、オンラインカウンセリングという方法もあります。
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子どものことではなく、今日は「私」の話をする。
そんな時間を持つことも、親自身が子どもと向き合っていくための一つの方法なのだと思います。
