突然ですが、育休から復帰予定のママへ
□ 面談で何を聞けばいいか分からない
□ 仕事と育児の両立に不安
□ 仕事へのモチベーションが下がっている
1つでも当てはまるママへ。私の失敗経験をお話しします。
私は福祉施設で働いていた際、
復帰前面談でつまずき、
最終的に退職することになってしまいました。
今回は「私の失敗を活かしてほしい」という思いを込めて、面談のポイントをお伝えします。
※4月より復職の方が多いと思うのでスケジュールは4月で調整していますが、
個人のタイミングによって使い分けて下さい。
◎1月下旬~3月 保育園決定通知
◎同時期 職場へ4月復帰予定を連絡。復帰前面談日時調整
◎3月頃 保育園にて説明会及び保育園入所前面談
◎3月頃 職場にて復帰前面談(保育園入所前面談と前後する場合あり)
◎3月中旬~ 保育園入園準備
◎4月~ 保育園慣らし保育(1週間~2週間程度)
※職場によっては4月中は慣らし保育、4月30日(5月1日)より職場復帰となる場合もあります。
◎4月中旬~職場復帰
復帰前面談前の3つの準備ステップ
より実りある面談にするために、事前に以下の3つのステップで考えてみましょう。
1. キャリアの棚卸しをする
まずは、以下の3つの時点での考えを紙に書き出してみましょう
- 産休前の仕事に対する考えや目標
- 育休中に感じた仕事への気持ちの変化や新たな気づき
- 復帰直前の今の仕事に対する思いやキャリアプラン
私の経験談
私は入社3年目から管理職候補として育成していただいていました。
結婚が決まる頃には管理職への打診もありましたが、
新婚旅行で1年ほど不在になる予定だったため、一旦保留にしてもらいました。
復職後は、管理職研修や県の研修も予定されており、
その経験を活かしてキャリアアップを考えていました。
しかし実際には、復帰してわずか3カ月で転職することになり、
今振り返ると、もう少し慎重な判断をすべきだったと感じています。
ご自身のキャリアの棚卸しは、復帰後の働き方を考える上で重要な土台となります。
2. 家庭での話し合いは必須
復帰後の生活をスムーズにするために、以下の4点についてご夫婦で必ず話し合っておきましょう。
- 保育園の送迎時間と担当
- 時短勤務を選択した場合の収入と保育料のバランス、家計への影響
- 出張や繁忙期など、イレギュラーな勤務が発生した場合の対応策
- 家事・育児の具体的な分担
私の反省点
当時は「仕事は個人の問題」という意識が強く、夫と十分な話し合いをしませんでした。
特に、復帰後の収入と支出、お互いのキャリアプランをしっかりと共有できていれば、
また違った選択ができたかもしれません。
家庭内での協力体制を築くことは、仕事と育児の両立において不可欠です。
3. 面談方法の確認
面談には3つの方法があります
-
直接会社訪問
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オンライン面談
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メールでのやり取り
- 電話
私の場合は、人事統括部の部長とのメールでのやり取りがメインで、電話での会話は計1時間程度でした。内容はメールの詳細の最終確認と調整。
また、会社の初期創設メンバーだったため、副社長からも直接電話で話がありました。
💡 面談の準備:効率的に情報を得るために
事前に確認したい事項を整理し、メモしておくと、限られた時間の中で効率的に情報を得られます。
💡 職場環境の確認も忘れずに
私の経験から、復帰前に職場の状況が変わっていないか確認しておくことは重要です。
可能であれば、事前に職場見学をさせてもらう、
またはWEB会議やメールなどで同僚に挨拶する機会を設けてもらうよう依頼することも
検討しましょう。
面談時のお子さん対策も忘れずに!
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一時保育やシッターの利用を検討
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預けられない場合は、おもちゃやおやつを準備
- 直接訪問の場合は手土産があるとGOODです。
私の反省点と欠点1回目の職場見学兼面談の時には職場へ手土産を持っていきました。その頃は管理職席に座った同僚や知り合いもいて早く復帰したいな~!なんて思っていたのですが、いざ復帰するときには誰もいなくなっており(恐怖)職場復帰のタイミングで手土産もなにももっていかなったため女性上司から白い目で見られました。職場の風土としてはお土産NGだったのでどちらでも大丈夫だったのですが、(実際手土産無しで復帰する方も多い)こういう一般的な気遣いができなかったのは私の欠点…。まさか復帰する前にあいさつしたみんながやめているなんて思っていなかった。
面談当日:何を確認する?
最低限面談前にこれだけは夫婦で再確認しよう
□ 希望する勤務形態(時短勤務の有無、時間など)は具体的に決まっていますか?
□ 保育園の送迎時間(お子さんが保育園に滞在する時間)を確認し、出退勤時間に無理がないか確認しましたか?
□ 緊急時(お子さんの急な発熱など)のバックアップ体制について、夫婦間で話し合っていますか?
勤務条件の詳細
- 時短勤務を選択した場合の給与への影響
- 残業の可能性と、保育園の延長保育の利用について
- 復帰後の具体的な配属先と業務内容
- 慣らし保育期間中の勤務体制(出勤時間、勤務日数など)
急な休暇への対応
- 有給休暇の取得方法や申請の流れ
- 子どもの看護休暇の取得条件や日数
- 緊急時の連絡体制と、連絡を取りやすい担当者
キャリアプラン
- 復帰後の研修制度や研修機会の有無
- 新しいシステムや業務に関する研修の予定
- 時短勤務を選択した場合でも、今後のキャリアパスについて相談できる機会の有無
- 過去に育児と仕事を両立しながらキャリアアップしたロールモデルの有無
職場の状況(もし可能であれば事前に確認を)
- 復帰後の直属の上司や同僚について
- チーム体制や業務分担の変更
- オフィス環境の変化(レイアウト変更、新しい設備など)
面談をより有意義にするためのヒント
- その場での即答は避ける: 持ち帰って検討したい事項は、遠慮なくその旨を伝えましょう。
- 検討事項は必ず持ち帰る: 後日、夫婦で改めて話し合う時間を作りましょう。
- 面談の内容は必ず記録する: 面談後、内容をメールなどで改めて確認させてもらうことも有効です。
- 不明な点はその場で遠慮せずに質問する: 後から疑問に思うことのないように、些細なことでも確認しましょう。
育休復帰後の壁と、私の経験
育休復帰後、私が最も苦労したのはタイムマネジメントでした。とにかく自分の時間がなく、疲弊して何もできない日々。給料も育休前と変わらないのに、時間に追われるだけの毎日で、まるで「ただのコスパの良い人間」のように感じてしまいました。通勤時間を減らして勤務時間に充てようと近所に転職しましたが、環境が合わず、結局その状況を乗り越えることができませんでした。
この経験から、復帰後の働き方を考える際には、時間的な制約だけでなく、自身のキャリアプランや仕事へのモチベーション、そして何よりも心身の健康を考慮することが不可欠だと痛感しました。
まとめ
育休からの復帰前は、期待と不安が入り混じる複雑な時期だと思います。
私の経験が、少しでも皆さんの不安を軽減し、
より良い復帰の準備をするための一助となれば幸いです。
しっかりと準備をすれば、必ず自分らしい働き方を見つけることができるはずです。
この記事が、あなたの充実した職場復帰への第一歩となることを心から願っています。
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