【入学準備】登下校(通学)の注意点 専門職が心理学で解説

小学校
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春から長男も小学生。

小学校まで歩いていけるのか春休みに練習するご家庭は多いはず。

小学校までの登校(下校)練習で気を付けることや注意点をまとめました。

ただ小学校に行って帰るだけでは効果が薄いかも。

今からでも遅くない、心理学的解説を踏まえて登下校練習をしよう。

 

この記事がお勧めの人
・登下校練習をしようと思っているが何に注意したらいいかわからない
・登下校に付き添うだけでいいと思っている保護者
この記事を最後まで読むメリット
・小学校まで単純に行って帰るだけの登下校練習にはならず、
小学校に行くのが楽しみなるような登下校方法がわかる
・登下校訓練における保護者の注意ポイントがわかる

さっそく行ってみましょう。

 

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小さな成功体験を積み上げよう(自己効力感)

親から離れて小学校に通う、それだけで子どもはどきどきします。

一人でできるかな、友達と一緒に行けるかな・・・。

登下校練習を積み重ねることで「自分はできる!」と自信を持つことが大切。

心理学の用語では「自己効力感(有力感)(Self Efficacy)」といいます。

自己効力感が高いと、新しい環境でも不安が少なく、自信を持って行動できます。

🔹やり方

  • 段階的に成功体験を積む(出来ることから1つずつ)
    • 最初は親と一緒に歩く

    • 次に少し先を歩く(親は後ろから見守り)

    • 徐々に一人で歩く距離を伸ばす

  • 「できた!」の認識を大切にする(気付きを与える)
    • 「信号でちゃんと止まれたね!」と小さな成功を言葉にする

    • 「昨日よりスムーズに歩けたね!」と成長を実感させます

    • 「最後まで歩けて学校に行けたね」と声にだします。

 

できたことの積み重ね、比べるときは過去の自分と比べてできたことだけを伝えよう

 

行動の習慣化

人は繰り返し行うことで、無意識に行動できるようになります。

登下校での安全行動も「習慣化」が鍵!

🔹ポイント

  • 行動の準備には「トリガー」が大切
    例)「横断歩道の前では必ず左右確認」→ **「白い線を見たら止まる!」**とルール化する

 

  • 「安全ポイント」を目印にする気にする」ことで行動習慣にする(ナッジ理論)

    例)「この信号を渡ったらポストの前で一度立ち止まる」など、決めた場所で行動を習慣化

 

  • 親が見本を見せる(モデリング効果)

例)親が率先して「信号で止まる」「左右確認」を徹底する

「危ないからやめなさい!」ではなく、親が見本を見せる

  • 登下校のルールを最初に決める(アンカリング効果)
    例)毎回登下校前に「今日の安全ポイント」を確認
アンカリング効果とは
「最初に学んだことが強い印象に残り、その後の行動に影響を与える」という心理学の法則です。

 

意識しなくても自然に安全な行動をとれるようにする

思考の習慣化(認知負荷)

「人が一度に処理できる情報量には限界がある」認知負荷(Cognitive Load)

🔹やり方

  • 「3つの安全ルール」に注目(シンプルな行動にする)
    例:「見る・歩く・止まる」だけを徹底的に

  • 決めた時間に出発し、同じルートを通る
    →毎日同じ動作を繰り返すことで、考えなくても安全な行動が取れるようになる

 

余計なことを考えず、行動を習慣化!

登下校へのわくわくを増やす

物事の見方を変えることで、前向きな気持ちになる心理テクニック(リフレーミング)

🔹やり方

  • 「雨の日の登校=大変」ではなく「冒険」に変える
    → 「今日は水たまり探検の日!」とゲーム感覚にする

  • 「坂道がしんどい」ではなく「足が強くなる道」に変える
    → 「この坂を登ると足がもっと早くなるね!」

行動心理学では、「楽しいこと」と結びをつける新しい習慣が定着しやすいと言われています。

「登校=ワクワクするもの」というイメージを持つと、スムーズに通学できるようになります。

🔹登下校の楽しみを作る

  • 「学校までの道に何個の花を見つけられるかな?」とゲームにする

  • 「出席したら楽しみなこと(好きな先生に会える・給食のメニューなど)」を話す

  • 仲良しのお友達と登下校できるように約束する

 

🔹 「怖い」「不安」を考えてみる

  • お守りを持てる

例)親からのメッセージ入りお守りなど

  • 朝のおまじないを作る

例)​​「いってらっしゃい!」のハイタッチ

 

登下校にポジティブなイメージを持たせて、行きしぶりを防ぐ!

不安を減らし危機対応力を育てる

「思っていたのと違う状況にやめたとき、人は学びやすい」(予測誤差(Prediction Error)

🔹やり方

  • 「全く違う道を通る」練習をしてみる
    → 「この道が通れなかったら、どこを通る?」と考えさせる

  • 「知らない人に道を聞かれたら?」を実践する
    → 親が知らない人のフリをして、「こんなときはどうする?」とロールプレイ

「もし〇〇になったらどうしますか?」を親子でシミュレーションし対策する。(認知行動療法)

🔹具体的なシミュレーション

  • 道に迷ったら? → 「コンビニやお店、警察に聞く」

  • 知らない人に声をかけられたら? → 「お母さんが待ってるので急いでます」と言ってすぐ終わらせ、近くのお店か警察所に行く。

  • 雨の日の歩き方は? → 「傘を持つときは両手が使えるようにする」

  • 青信号がちかちかしていいたら?→「急がず走らず次を待つ」

 

🔹 「もし〇〇だったら?」ゲームで考えさせる

  • 「雨の日に傘をさして歩くときに気をつけることは?」

  • 「下校中にお友達が道を間違えたらどうしますか?」

  • 「知らない人に助けてと言われたらどうする?」
  • 「帰り道にトイレに行きたくなったらどうする?」

 

色々なシチュエーションに対する解決策を考えておこう。

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「親が信じ​​ることで、子どもの能力が伸びる」(ピグマリオン効果)

🔹 「あなたならできる!」という声かけが大切

❌「危ないから絶対に向い道しちゃダメ!」

⭕「あなたならちゃんと気をつけられるよね!」

「親に信じてもらっている」という感覚が、子どもに安心感を与えます。

それでも不安な方はGPSを検討ください。

最近は物騒な事件もあるし、1台つけておくと安心感が違いますよ。#PR

2個入りだけど1つは予備。紛失して帰ってくる(二度と帰ってこない気がする)&多分すぐ壊れる気がしている。

まとめ

小学校の登下校は、ただの移動時間ではなく、「自立への始まり」
心理学的アプローチを取り入れることで、**「安全に登下校する力」と「自信」**を育てていくことができます。

自己有効力感を高める(小さな成功体験)
安全な行動を習慣化する(心理学)
不安を減らすシミュレーション(認知行動療法)
登下校を楽しくする(行動心理学)
「あなたならできる!」という声かけ(ピグマリオン効果)

親子で楽しく練習しながら、新しい環境を安心して迎えましょう!

「自信を持って歩く力」を育てる機会を育てていこう。

 

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